
富良野GROUP

写真:富良野塾閉塾式より
富良野塾・富良野GROUPとは
富良野塾は『北の国から』『やすらぎの郷』などを手掛けた脚本家倉本聰が、1984年春に開設したシナリオライターと俳優のための養成機関です。全国からオーディションを経て毎年約20名の若者が入塾し、2年間の共同生活をしながら学びました。講義は塾長でもある倉本聰がボランティアで行い、入塾料・受講料は一切無料。ただし、塾生は近隣の農家に働きに出た収入を生活費とし、生活の全てに関わることを塾生で管理。住居や稽古場も全て初期の塾生が自力で建築しました。2010年に閉塾するまでの25年間で375名が卒業して現在も多くの卒塾生が映像・舞台・脚本家・放送作家・小説家など多方面で活躍しています。
富良野GROUPは富良野塾を卒業したメンバーを中心に、2006年より活動を開始。倉本聰が生み出す作品を、ホームグランドである富良野演劇工場で上演しながら富良野塾の精神を、富良野GROUPによって継承していってます。
富良野演劇工場にて
「富良野やすらぎの刻 ~倉本聰プライベートライブラリー~」
にご参加くださいました皆様へ
プライベートライブラリーに参加して下さった皆様へ
僕は今まで何をやって来たんだろうっていうことを考えます。
特に皆さん方と、一体何をして来たんだろう、ということを一生懸命考えます。
考えていると、僕は皆さんと、一緒に仕事をして来たんじゃないかって気がするんです。
皆さんのおかげでモノが創れたし、皆さんのおかげでクリエイトが出来たという気がするんです。
恵まれて、いろんな仕事をしているうちに、「前略おふくろ様」を創ったとき、みんなの力でとても良いものが出来て、これは本当に自分一人の力ではないなと感じて、最後のクレジットタイトルに、ドラマ創りに関係したスタッフもキャストも全員の名前を「あいうえお」順にエンドロールに並べたんですね。
その時に、その「前略」でデビューした新人が、本当に喜びました。本当に小さな役だったんですけど、名前が載って、それを見た田舎のおふくろさんが本当に泣いて喜んでくれたそうです。
その話を聞いて以来、僕も作品は全員で創っているということをリアルに考えるようになって、「北の国から」も「やすらぎの郷」も、エンドロールに全員の名前を並べるようにしました。
「北の国から」に至っては、富良野の農家の皆さんから、もう片っ端から載せたんです。
そうしたらやっぱりみんな喜んでくれるんですよね。
この演劇工場を立ち上げた時も、関わった人、作業員から石積みをした全員の名前をプレートに刻んで、入口に飾っています。
このプライベートライブラリーに、お客さんとして来てくださった皆さんがいて下さったので、僕もクリエイトなモノ創りの仕事ができました。
いろいろ言って下さったり、アンケートに大切なことを書いて下さって、本当にありがとうございました。
ライブラリーの空間を共有できたことは、金銭が絡まない、お互いの肩で交歓し合った、ホットな関係じゃないかっていう気がするんですね。
それはお互いが人間として成長して行く、良い成長の間柄だったっていう気がするんです。
僕ももうじき死ぬんで、今お墓を作ってます。
たまにはお墓参りに来て下さいね。
で、そのお墓に、皆さんのお名前を記させてもらえればと考えています。
折角、富良野という土地に、これだけ長い間住まわせてもらって、皆さんのおかげでその間に、良い仕事をさせてもらったわけです。
それがすごく宝なんです。
その事を僕は、感謝の意を込めて、お名前をお墓のどこかに刻ませていただくことでお返ししたいと考えています。
名前を一緒に記すことで、モノ創りを一緒にしたことを永遠に刻みたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。
倉本 聰

【芳名帳設置のお知らせ】
倉本聰はこれまでの作品づくりに関わってくださった皆様、そして富良野演劇工場でのプライベートライブラリーに足をお運びくださった皆様への感謝の思いを、かねてより言葉にしてまいりました。
この度、プライベートライブラリーの「最終回」にあたって、一緒に「倉本聰プライベートライブラリー」という「作品」を創りあげた参加者皆様のお名前を、現在建立中のお墓の墓碑に刻ませていただきたいという発表が別紙の通り、倉本本人より語られました。
その思いを受け、倉本聰の墓碑にお名前を記すことにご賛同いただける方に、ご記帳いただくため、富良野演劇工場に芳名帳を設置いたします。
●設置期間
2026年9月吉日 ~ 2027年3月31日
●設置場所
富良野演劇工場
●時間
10時 ~ 17時
皆様におかれましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、倉本聰の思いにお心を寄せていただき、墓碑にご芳名を刻むことをよしと思われる方は、何かのイベント、公演の折に是非、富良野演劇工場まで足をお運びのうえ、来られた方のみ芳名帳にご記帳くださいますようお願い申し上げます。
もちろん、演劇工場の営業時間内でしたら、期間中はいつでも対応させていただきますので、ご都合の良い時にお越しください。
皆様のご賛同とご来場を、心よりお待ち申し上げております。
倉本財団
【注意事項】
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ご記帳いただいたお名前が判読できない場合は、墓碑等へお載せできないことがございます。
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恐れ入りますが、楷書ではっきりとご記入くださいますようお願い申し上げます。
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倉本の意向によりご来場されたご本人のみご記帳いただけます。
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また、人数にも限りがありますので、ご芳名を刻めない事があることも予めご容赦ください。
富良野やすらぎの刻
倉本聰プライベートライブラリー
【ひと区切りのお知らせ】
富良野演劇工場にて2017年にスタートし、毎月回を重ねてまいりました「倉本聰プライベートライブラリー やすらぎの刻」は、今月で90回を迎え、8月をもちましてひとつの区切りとさせていただくこととなりました。
これまで劇場へ足をお運びいただき、温かく見守ってくださった多くの皆様に、富良野GROUP一同、心より深く御礼申し上げます。
ご来場いただいた皆様にとっても心がやすらげるひとときとなっておりましたら幸いです。
また、本企画を通じて倉本先生から投げかけられた数々の言葉や学びは、私たち富良野GROUPの表現者・スタッフにとっても深く物事を見つめ直すかけがえのない財産となりました。
9年間90回という長い年月にわたり、共に温かな時間を紡いでくださったすべての皆様に、改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
富良野GROUP

富良野GROUP【技術を超える「心」を磨く】
短期集中ワークショップ
募集は締め切りました。
たくさんの応募ありがとうございました。

〜表現者としての「根っこ」をしっかりと張るために〜
1984年春に開設され、26年間にわたり375名の若者を輩出した「富良野塾」 。全国から集まった若者たちが2年間の共同生活を送り、農家での労働で生活費を稼ぎながら、主宰・倉本聰のもとで創作の本質を学んだ養成機関です 。
本ワークショップは、その脈々と受け継がれる「富良野塾」の精神(倉本聰イズム)の継承を根幹に置いています 。
倉本塾長の教えである「物を創るには技術と心、二つのものが必要である。人の心を打つ為には技術を心が越えてなければならない」に基づき、富良野塾で求められたのは、磨き上げた技術を土台としながらも、常にそれを上回る心を持って深い理解の基に演技を行うという、地に足のついた表現者でした 。
都会の文明にまみれ、鈍くなってしまった五感を研ぎ澄ます 。富良野の自然の中で土にまみれ、寝食を共にしながら、かつて富良野塾生たちが過ごしたその土地で、目の前の相手と嘘のない「本当の交流」を果たす 。
表現者として必要な「根っこ」を、富良野の自然の中で力強く張ってみませんか 。
ワークショップの3大柱(プログラムの核心)
①「技術を心が超える」ためのアプローチ(心を磨く)
技術のみに偏重することなく、時間をかけて人間を創り込む姿勢を伝承します 。心が常に先行することで、自分自身の生き方や人間性と泥臭く向き合い、濃密な時間をもって本質を捉える役作りができます 。技術が不足しても不思議と観客を感動させる瞬間があるのは、高いレベルの心で本質を突いた役作りが出来ているからです 。もちろん技術があれば心との相乗効果で、さらにすばらしいパフォーマンスを発揮できるようになります 。

② 労働と五感の解放
富良野塾の原点である「農作業」を実践します 。自然の厳しさと恵みを全身で体感し、都会の文明に頼りすぎて鈍くなってしまった、人間本来の野生的な五感を開放することを目指します 。

③「富良野塾跡地」での共同生活
かつて塾生たちが歴史を紡いできた富良野塾の敷地(スタジオ棟・レストラン棟・新管理棟)を使用します 。この特別な空間で同じ釜の飯を食べ、寝食を共にして感情を共有する 。そして一期一会の真剣勝負に全霊を傾ける時間を経験します 。

■ 開催概要
開催日程: 2026年9月20日(日)〜 9月22日(火・祝)
※前日の9月19日(土)に会場である富良野塾に入りしていただきます(正味3日半にわたるワークショップです)
応募締切: 2026年8月23日(日)
場所: 富良野塾(スタジオ棟・稽古場棟)
宿泊: 富良野塾地での共同生活
参加費: 35,000円(宿泊費・食費・受講料含む)
募集人数: 10名程度
※応募多数の場合は提出書類による選考を行い、選考通過(参加決定)者の方にのみ、事務局よりご連絡をさせていただきます 。

■ 募集対象
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俳優や舞台の創作活動をされている方、またはこれから行いたいと強く願う方
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現在の表現活動に迷いや行き詰まりがあり、改めて自分を見つめ直したい方
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倉本聰、富良野塾、富良野グループの活動やその哲学に深い興味のある方
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共同生活と農作業(肉体労働)を厭わず、ひたむきに「感動」を生み出す情熱のある方
講師プロフィール
久保 隆徳(くぼ たかのり)/ 俳優・演出家
1966年、福岡県生まれ 。富良野塾11期生 。卒業後、富良野GROUPを中心とした舞台の他、TVドラマ・CMなど多方面で活躍中 。2010年より北海道教育大学の非常勤講師として「演劇的手法によるコミュニケーションプログラム」に参加 。現在は俳優と並行しながら、年間80本以上の演劇を用いたワークショップを実施している 。一昨年12月には倉本聰脚本の舞台「富良野警察物語」を、今年3月には『富良野演劇工場 Produce Series Vol.0 あゆみ』を演出

■ 持ち物・準備について
事務局で用意しているもの: 食材、寝具
ご自身で持参していただくもの: 農作業時に使用する、汚れても良い服装、靴(長靴など)、軍手
■ お申し込み・お問い合わせ
ご希望の方は、下記のお問い合わせ・応募フォームより必要事項をご記入の上、送信してください。
👉 [応募・お問い合わせフォームURL または 事務局メールアドレス]
「お問合せ先」
〒076-0035
有限会社フラノ・クリエイティブ・シンジケート(F.C.S.)
北海道富良野市学田三区4742-10
TEL : 0167-23-4245
FAX : 0167-23-4247
E-MAIL : taniyama@fcs19.com




